アトピーに塩素で悪化は嘘?塩素とキエルキンについて

塩素ってよく聞くと思いますが、私たち体内で生成している物質から日常生活でたくさんのところで使用されています。

一番身近なところでは水道水やプール消毒で使用されていたり、漂白剤でも使用されていたりよく聞きますよね。

塩素の元素記号はCLで塩素ガスはCL2と表記します。塩素単体では、黄緑色で臭気のある気体で存在し、塩素ガスは有害で濃度が高いと呼吸困難を引き起こす可能性があります。

漂白剤に「混ぜるな危険」塩素ガス発生など記載してありますね。このように聞くと塩素=危険のイメージがあるのではないでしょうか。

そこで、今回は塩素についてと塩素がアトピー性皮膚炎に対しての作用について紹介します。

アトピー性皮膚炎に塩素は悪影響でない?

【アトピー 塩素】とインターネットで検索すると、アトピーの人に対して塩素を含む水道水を使うと悪化するなどと見かけますが、研究論文から引用してきたわけではないので信憑性にかけます。

実際の論文として健康被害の可能性が示唆されていることは、浄水場で消毒する過程で、次亜塩素酸ナトリウムとメタンが反応してしまい、発ガン性物質であるトリハロメタンを生成する可能性があることです。

キエルキン
キエルキン

キエルキンは弱酸性であり、トリハロメタンを生成されませんのでご安心を!

一方で、小児科のお医者さんの中では、逆に次亜塩素酸を使ってアトピーの治療として使われているケースもあります。

科学論文では、「アトピーの患者に希釈次亜塩素酸浴させた場合に症状が緩和した」と報告されており、さらに追加の検証を経た後、「アトピー症状が重い患者さんに対してオプションとしての使用はあり」と結論を出されています。

また、アトピー性皮膚炎の悪化には誰の皮膚にでも存在する黄色ブドウ球菌が関係しているといわれており、プールを推奨するお医者さんもいます

プールの中にも塩素消毒されており黄色ブドウ球菌を抑えるためと考えられています。

だからといって、「使えば絶対治るとか緩和する」など誰にも断定できません。必ず、医師の判断に従ってください。

塩素はたくさんの形を持っており体内で重要な役割を担っている

塩素アトピー

一概に塩素といっても塩素はイオンの形や違う化合物と結びつくことでさまざまな物質に変化します。

例えば、食事に使う調味料でお塩があります。化学名称では、塩化ナトリウム(NaCl)と呼びナトリウムと塩素が1対1で結びついたものです。結びついたものではありますが、お塩の半分は塩素なのです。

私たちは毎日食事を通して塩素(主に塩化物イオンCl-)をミネラルとして体に取り込んでおり、個人差がありますが150gほど保持しています。

補足:お塩を過剰摂取すると体に良くないと言われますが、塩素ではなくナトリウムがそのような健康被害をもたらす原因となっており、塩素イオンは過剰に摂取したとしても自然に排出されて特に害はありません。

塩素は体内で重要な役割を果たしている

人の体の中でも塩素はさまざまな形で存在しており主には下記のような働きがあります。

1 胃液の原料や膵液(すいえき)の分泌を促進させること
2 体液の浸透圧維持に使用されていること
3 白血球の中で、殺菌・消毒の作用のために使用されること

基本的に1、2は塩化物イオンとして存在し、3は塩化物イオンと酵素が反応して最終的に次亜塩素酸に変化して使用されます。

塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)は白血球で作られる次亜塩素酸とは似ていますが、全く違う物質です。

キエルキン=次亜塩素酸が成分であり、ハイターやミルトンなどの次亜塩素酸ナトリウムと同じ濃度で比較すると除菌力さらに高く、皮膚刺激性が全くありません。つまり、キエルキン>次亜塩素酸ナトリウムということです。

白血球の中で次亜塩素酸が残留してしまったら人体に影響が出ますが、作用後は無害な状態(塩化物イオン1、2のような状態)に戻ります。このようにして、菌やウイルスから私たちの体を守ってくれています。

まとめ

塩素とアトピー性皮膚炎についてまとめると、

・世界的にはアトピー性皮膚炎の治療法として塩素が使用されている場合がある

・塩素は消毒として使われている(次亜塩素酸に形が変わる)

・塩素ガスは危険

塩素は体内ではイオンや次亜塩素酸として使われている

そもそも、塩素を使うとアトピーが悪化するという前提があるならば、治療目的の実験という話にならないし、この試験された方たちは悪化するはずですよね。今後も世界の研究を確認しながら紹介していければと思います!

以上、アトピーに塩素で悪化は嘘?塩素とキエルキンについてについて紹介しました!

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