ペットに対するキエルキンの活用ポイントとノミ・ダニ・蚊を含む感染症について

キエルキン消臭

2023年11月4日追記しました。

犬猫だけでなく、その他の小動物のペットに関して「消臭・ノミ・ダニ・蚊・感染症」をテーマにキエルキンでできることについてまとめてご紹介いたします!

キエルキンでペットの消臭対策

地球上にはおおよそ40万種類のにおいの物質があると言われています。猫はあまり体臭がないと言われていますが、犬には独特のにおいがありますよね。

その臭い元は「3-メチルブタン酸」という物質です。3-メチルブタン酸(イソ吉草酸)とは、多くの植物、精油に見られる天然の脂肪酸です。3-メチルブタン酸にはチーズもしくは汗のにおい、足の裏のにおい、加齢による口臭のに加齢による口臭のようなにおいと言われ、とても嫌な臭いです。

・定期的にお風呂に入れる(犬・猫)

定期的に(月に1~2回程度)お風呂に入れてあげることをおすすめします。ただし、シャンプーのし過ぎは、皮膚の油脂を落としすぎると逆効果になります。

犬の皮膚の様子(フケ・痒みや赤く腫れる)を確認しながら入れてあげてください。また、入浴後の注意点として半乾きは雑菌が繁殖するので、ドライヤーで乾かすことをお忘れなく!しかし、ドライヤーは時間はかかりますが、温風ではなく、送風を使い、ペットがやけどをしないよう注意してください。

肌の状態によってどの程度洗えばいいかは違うので、一度動物病院の獣医さんにペットを見てもらいながら、相談してみてください。

・体をタオルで拭く

体をキエルキンを含んだ濡れたタオルでふいてあげることで消臭と除菌どちらもできます。ペットのシワの間や、わき、股など、汗や汚れが溜まる場所を中心に拭いてあげることで、ペットも気持よくて喜びます。

・犬の口臭対策

犬の口の中は想像以上に臭くなります。食事のカスが口のなかに残っていたり、歯石付着していたり、口のなかの直接的なニオイが犬の口臭の原因となります。犬は人間と比べて虫歯になりにくい生き物ではありますが、だからといって、歯磨きをしないと歯周病にかかってしまいます。歯周病になると、菌が繁殖しやすく病気になりやすくなります。 こまめな歯磨きと、定期的な歯石取りをおすすめします。

しかし、しなきゃと思っても忘れてしまいがちですよね。なので、歯磨きガムを活用しつつ、動物病院で定期的に見てもらうことが大事です。 

犬・猫以外ペットのにおいの原因対策

ハムスターやウサギなどの小型の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類によってどこから臭っているか変わってきますが、基本的にはこのどこかに当てはまります。

これらが合わさってなのか単体なのかまちまちですが、ペットの悪臭はこちらからです。

キエルキンのペット2

・ペットの排泄物(ウンチやおしっこ)の臭い

・ペットの身体から発する体臭

・ペットの近くにおいてある放置したお水

・ペット用の毛布や玩具などのグッズの臭い

・ペットのエサの臭い(食べ残しを含む)

犬とその他のペットが異なる点は、臭腺のあるなしで決まってきます。その他のペットで臭腺がないものは体臭はほとんどありません。

爬虫類のほとんどは臭腺をもっていないので、体から異臭を放ちません。しかし、肉食の爬虫類や体が大きな爬虫類はその体に比例して排泄物が臭うケースが多いです。

一例ですが、トカゲの飼育では欠かせない餌といえばコオロギですね。コウロギさんは大量にウンチやおしっこをします不快な臭いです。換気扇を回してもあまり効果は薄いので大変ですね。

両生類の場合、お水が水槽の中に入っていると思います。実は、臭いの原因は水です。ペットの排泄物や、えさの食べ残しが主因になっています。従って、少なくとも2~3日に一度は水替えをしてあげることをおすすめします。水槽の手入れすることによって臭いは改善されます。

それでもニオイが気になる場合は、水中にろ過装置を設置してみてください。

ペットはずっと室内に置いたままなので、部屋の中がこもったような臭いがします。その中にいるペットにもその臭いがうつってしまうことがあります。

まずは、窓を開けて喚起をして、天気の良い日などはケージごと窓辺に持って行って、日光浴してみるのもペットにとって重要です。ただし、ペットの様子を見ながら長時間放置するのではなく10分前後程度にしてあげてください。

ペットにも安全な除菌剤・消臭剤を使用する

一般的なよくCMでも目にする消臭剤の消臭の原理はマスキングといって臭いを包み込んでいい匂いを発しているのですが、時間がたつにつれて臭いは残ったままですので、また臭いが香ってきます。それ以上に、そのスプレーの成分には第四級アンモニウム塩という経口致死量1~3グラムの猛毒が使用されています。※アメリカでは使用禁止になっています。

日本でも、第四級アンモニウム塩による健康被害について問題視されてきています。化学物質に対してきわめて感受性の高い新生児やペットの曝露は、発育障害や遅延毒性、もしくは肝機能障害なども考えられるようです。

子どもやペットが噴霧したものを吸い込んだり舐めるかもしれません。その頻度が高くなれば、体に蓄積されていき、生体に支障をきたしかねません。

ペットキエルキン消臭1

     

消臭剤・除菌剤はあくまで、補助という立ち位置です。ペットの尿がついた布製品の消臭や、犬・猫用品の消臭、除菌をして清潔に保つお助け用品です。

一度スプレーをすれば継続されるわけではありません。(継続するものは残留性が高くペットの体内に蓄積してしまいます)獣医さんも除菌剤・消臭剤は一時的に高い効果を発揮するので、そのような用途で使用されています。

基本は、ペットのお風呂で清潔にすること、ペットの体を定期的に拭いてあげること、ペットの歯の対策をすることです。自分で、判断するのではなく、餅は餅屋でかかりつけの獣医さんにペットを定期的に検診することが大切です。 

キエルキンのペットへの活用方法

キエルキン+噴霧器

そこで、清掃の時に役に立つアイテムキエルキンです!消臭効果が高いのはもちろんのこと、ペットには無害なので、例えペットにかかったり舐めてしまったとしても問題ありません。それほど安全に使用できるのです。消臭の用途では、ウンチを取り除いた後やおしっこしたところに直接吹きかけてください。※ペットの中にはマーキングしているケースもあるので、消臭しすぎるとペットが落ち着かなくなるかもしれませんのでご注意ください。

また、清掃だけでなく、キエルキン+超音波加湿器を利用して空間丸ごと消臭・除菌することができます。もちろん、キエルキンには虫をやっつける効果はありませんが、最近の実験で分かってきたのですが、コバエや蚊などが嫌がる忌避効果がある可能性が高いです。今後も研究を進めて因果関係なのか相関関係があるだけか明確にしていきたいです。

臭いの原因物質を取り除かない限り臭いは続きますが、キエルキンを噴霧器を定期的にしていれば、ペット飼っている家の臭いが分からなるので清潔な空間で過ごすことができます。

人獣共通感染症について 

WHO(世界保健機関)は、人獣共通感染症をヒトとそれ以外の脊椎動物の間で伝播する疾病あるいは感染症と定義しています。現在、ヒトに感染することが知られている感染症は分類上の種で1,415に上ります。そのうちの868種の61%が人獣共通感染症であるとされています。一例ですが、新型コロナウイルス、狂犬病、鳥インフルエンザ、エボラ出血熱、ペストなども人獣共通感染症です。

東京都福祉保健局が人獣共通感染症で日本で特に気を付けなければいけない感染症を一覧で公開しています。ペットを飼われている方は一度は確認してみてください。

人と動物との共通感染症一覧 東京都福祉保健局

人獣共通感染症から新型ウイルスの生成リスク

インフルエンザウイルスは2通りの方法で自分の形を変化(進化)します。1つ目は、「遺伝子再集合」と言い、一頭の豚に異なる2つの種類のウイルスが感染すると、それらがもつ遺伝子の分裂や結合などにより配列が変わって新型のウイルスが誕生します。

インフエンザ新型進化

    

この図で言いう真ん中の方法ですね。

2つ目は、「遺伝子変異」と言い、鳥インフルエンザウイルスが人間に感染し母体で少しづづ変異をしていき、結果として人間に感染する新型が生まれます。

図では一番下の方法です。人が今まで経験したことのない型のインフルエンザウイルスは免疫を持たないために感染が拡大してしまいます。過去の事例では、スペイン風邪(1918年死者数4000万人)、アジア風邪(1957年200万人)香港風邪(1968年100万人)新型インフルエンザ(2009年2万人)など大規模のパンデミックが起こっています。新型インフルエンザは10年から40年の周期で起こっており、今後も私たちはこれらに対応しなければなりません。

キエルキンは、新型になろうが進化しようが触れてしまえば瞬間的にウイルス除去することができます!

ペットの大敵「ノミ・ダニ」について

ノミやダニが家の中にいて悪さをするのは知っているけど具体的にどんなことが起こるのかご存知でしょうか?ペットだけでなく人にも病気をもたらす原因になることが分かっております。そもそもノミ・ダニはどこにいるのでしょうか?

人間が汚いと思うもの、食べかすやホコリなどは虫全般大好物です。ペットがいる家では、部屋の四すみ、家具の下やすき間などの暗く湿ったところ、床やじゅうたん、ソファーやベッドの上など、ペットが多くの時間を過ごす場所などに多く見られます。もちろん外にもいますが、直射日光を嫌うため日陰に隠れています。外よりも餌や温度の差が低い家の中は繁殖するのに適しています。

ノミ・ダニが引き起こすペットへの主な感染症

ノミやマダニは多くの病原体を媒介します。そのため、吸血による貧血や皮膚炎だけでなく、命さえおびやかす病気にかかる危険性があります。まずは、ペットに起こりうる主な病気は下記です。

●犬バベシア症

マダニが媒介するバベシア原虫によって引き起こされる病気です。犬の赤血球を破壊し、貧血、発熱、食欲不振、黄疸などが見られ、急性の場合は死に至ることもあります。

●ライム病 (人にも共通して感染し、日本国内に年間10~20人感染者がいます。)

マダニが媒介するボレリア細菌によって引き起こされる病気です。多発性関節炎、発熱、元気の低下、リンパ節の腫れの症状が出ることがあります。

●猫ヘモバルトネラ症

ヘモバルトネラというリケッチア(ウィルスよりも大きく細菌より小さい病原体)が、貧血、発熱、元気消失などの症状が現れます。ノミ・ダニが媒介するといわれています。●ノミアレルギー性皮膚炎

ノミに噛まれ、唾液の成分に皮膚が過敏に反応する(アレルギー)病気です。異常に毛が抜けたり、体をひどく引っかいたり噛んだりします。

●貧血

マダニ・ダニ・ノミに吸血されることによって、貧血を引き起こします。

ノミ・ダニによる主な媒介感染症

ペットだけでなく人にもノミやダニによる感染症リスクがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

●SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

2011年に発見され、中国、韓国、日本で発症しているダニ媒介感染症です。重症熱性血小板減少症候群とは、SFTSウイルスを持つマダニが猫、犬、人を噛んで寄生して血を吸血するときに、ウイルスが血液から侵入します。潜伏期間は、6日~2週間ほどで、人から人へ接触感染する事例はありますが、ペットから人に感染する事例は世界で初めて日本で起きました。 SFTSに感染すると発熱、消化器症状(食欲低下、おう吐、下痢、腹痛)が起こり、頭痛や筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫張、皮下出血や下血などの出血症状なども起こします。

また、2017年10月に徳島県で「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、40代男性が飼い犬を介して感染、発症していたと発表しました。世界的に犬からの接触感染は初めてとのことです。男性は飼っている犬の調子が悪かったので、動物病院を受診後、重症熱性血小板減少症候群と判明しました。その後、男性も38℃以上の発熱や嘔吐、下痢の症状が出たが1週間ほどで回復したそうです。その後国立感染症研究所が男性の血液を調べた結果、犬と同じ病原体から感染したことが分かりました。男性は犬を看病するときに手で餌を与えていたそうで、その時に、ウイルスがなんらかの形で取り入れてしまったのではないかとのことです。https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.topics.or.jp%2Farticles%2F-%2F4135

現在、日本国内に年間60~100人の感染者がいます。

●ダニ媒介脳炎

脳炎ウイルスを保有するダニに噛まれることで感染する疾患で、ヨーロッパ亜型、極東亜型、シベリア亜型に分かれ発熱や全身の間接通や筋肉痛が続きひどい場合は痙攣や麻痺などの脳炎症状が出ることもあります。

日本国内に年間1~2人感染者がいます。

●日本紅斑熱

リケッチアという病原体を有するダニに咬まれることにより感染し、頭痛、発熱、倦怠感を症状として現れます。

日本国内に年間200~300人の感染者がおり、死亡者も報告されています。

●つつが虫病

つつが虫病リケッチアを保有するツツガムシ(ダニの一種)に刺されることによって感染し、全身の倦怠感、食欲不全、頭痛、悪寒、発熱などの症状が現れます。

日本国内に年間300~500人の感染者がいます。

 ●Q熱

Q熱はコクシエラ・バーネッティ(Coxiella burnetii)と呼ばれる細菌が原因で発症します。 自然界ではマダニがこの細菌の保菌者になっていることがあります。 感染すると多くは無症状ですが、高熱や悪寒、疲労感や筋肉痛などを引き起こし、肺炎や肝機能障害になるケースもあります。

●猫ひっかき病

バルトネラ・ヘンセレという菌に感染したノミが寄生した猫に引っかかれたり噛まれたりすると、リンパ節が腫れて発熱や頭痛を起こすことがあります。

●ノミ刺咬症

ノミに刺されると激しいかゆみがおこり、 患部をかくことで細菌感染し、悪化した場合、アレルギーになって水ぶくれのような状態になります。

詳しくは下記の厚生労働省のページより

参考:ダニ媒介感染症|厚生労働省

ノミ・ダニ対策 

ノミ、キエルキン

     

ノミやダニの一般的な対策としてはペットをお風呂に入れてシャンプーをすることです。しかし、シャンプーをしていても逃げてしまい、完全に取り除くことは難しいです。なので、定期的にお風呂に入れてあげる+アルファしてあげて複数対策をすることをお勧め致します。

とにかく除去したいときには、動物病院で使われている『動物用医薬品』を活用おすすめします。動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされているものを定義しており、医薬部外品に比べはるかに効果が高いです。

動物病院で処方された薬剤では、シャンプーをしても効果が持続するタイプのものもあります。従って、ノミ・マダニ根絶の成功のカギは駆除薬を投与するのと同時に再寄生が発生する環境を改善することにあります。

ペットの床板、寝床、お気に入りの場所などは定期的に掃除して、環境中のノミの数を減らします。掃除機よりスチームクリーナーのほうが効果的です。しかし、それ以上に寄生を受けているのものは割り切って捨てるのもありです。スチームクリーナーがなければ、60℃以上のお湯で10分間洗い、天日干ししましょう。毎日は洗うことは難しいですが、キエルキンを吹きかけて、日光に当てることで卵や幼虫の死亡率はきわめて高くなるため、敷物、クッション、ドアマットなどを定期的に直射日光の下で日干すことをお勧めいたします。

日ごろから掃除機や粘着テープなどのコロコロなどをこまめにかけて室内を清潔に保ち、ノミが繁殖しない環境を作ることをおススメいたします!

蚊にさされにくくするには除菌すべき?

人類を悩ます「蚊」。感染症を媒介したり、日本ではかまれるとかゆくなったり煩わしい存在ですよね。そんな「蚊」に関するニュースをNHK「当時日本の高校生」が蚊の習性に関する研究が世界的な発見となりました。

足の裏にいる菌が生成する物質によって蚊を誘惑している

蚊に刺されやすい妹を助けたいと、独自に研究を行ってきた京都教育大学附属高校2年の田上大喜(たがみだいき)くん(16)。中学校の時から実験を開始して、妹のいったい何に惹かれて蚊が集まるのかを様々な実験で調べたところ、(衣類や帽子など)靴下に蚊が反応し、盛んに血を吸おうとする行動を起こすということを発見しました。

靴下が特に臭うわけではなかったので、注目したのが足裏の菌です。すると蚊に刺されやすい人とそうでない人とでは菌の種類が大きく異なっていることをつきとめました。蚊に刺されやすい人は足の『菌の種類が非常に多い(多様性が高い)』ことが分かったのです。

専門家によると、人間が鼻でかぎ分けられるいわゆる「臭い」とは別に、一部の菌が出す脂肪酸などの化学物質や、その割合が『蚊を興奮させ、血を吸う行動をひきおこす』のではないか、ということです。

蚊に刺されやすい理由が、足の菌にあるのなら、その菌をきれいに除菌してしまえば、蚊にさされにくくなるのではないか?そこで田上君のアドバイスで妹さんがアルコールをつけたティッシュで、足首から下をよく拭いてみたところ、驚くべき効果がありました。

蚊が多い裏山に5分間いたところ、何もしなかったときは81か所も刺されたのに、足を消毒した場合は、刺された数が3分の1に減ったのです。

効果が期待できるのは数時間だそうで、蚊がいる場所に出かける直前に足を消毒すれば、蚊に非常に刺されにくくなります。

除菌だけでなく、石鹸で足の指の間などを洗うだけでも効果があったそうです。(消毒の効果がどのくらい続くのかは、人によって大きく違うと考えられます)つまり、足の裏を清潔に保つことで、虫よけスプレーだけに頼るだけでなくいろいろな予防で対策できるのですね。

人間にとって一番恐ろしい生物は蚊?

ライオンやクマ、サメなど人間を襲ってくる生物が地球上にはたくさんいますし、毎年死者を出していますが、実は、蚊が原因で年間約100万もの命が失われていると言われています。

WHOの「World Malaria Report2015」によりますと、2015年には2億1,400万人のマラリア患者と43万8,000人のマラリア死亡者が推定されました。

死亡者の大部分は、アフリカにいる5歳未満の子供たちであります。蚊自体は、毒はないですし、襲ってきてもかゆい程度で脅威を感じませんが、人の血を吸うことで、黄熱、デング熱、日本脳炎、ウエストナイル脳炎などの感染症を媒介します。

黄熱病のワクチンを接種しないと、アフリカの一部ですが入国禁止されてしまいます。

●蚊を媒介する主な感染症のまとめ

蚊を媒介する主な感染症

出典:厚生労働省検疫所より

日本で蚊の媒介による感染症の事例

日本では日本脳炎が国内流行していましたが、それ以外の蚊媒介感染症は輸入感染症として海外から持ち込まれていました。

しかしながら、2014年の夏に70年ぶりにデング熱の国内流行が報告されたことから、デング熱やジカ熱の国内発生に対する予防対策や診療体制の整備が必要となっています。

それ以外には、「日本脳炎」で、蚊が運ぶウイルスで感染し、発症すると死亡率が4割にもなる恐ろしい病気です。蚊の活動がもっとも盛んになる気温は25~30℃で、夏前6~7月や8月の夜や朝方、少し過ごしやすくなる9月~10月には注意が必要です。

実は、あまり知られていないですが、ペットからウィルスを受け取った蚊に刺されると、感染症になる可能性があるそうです。

山口大学共同獣医学部の前田健教授が全国の家庭で飼われているペットの血液を調査したところ、全国平均で4割ものペットがウイルスに感染していることが判明しました。思わぬところから病気をもらうリスクがあることを認識して適切な対策をすることが必要です。

以上、ペットに対するキエルキンの活用ポイントとノミ・ダニ・蚊を含む感染症についてについてご紹介しました。