キエルキンの『花粉アレル物質除去』の効果とおススメの加湿器について

キエルキン花粉アレル物質

日本では、約60種類の植物がアレルゲンの原因となる花粉症を引き起こすと報告されており代表的なものが、スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバです。

花粉症は今や国民病と呼ばれていますが、全国平均15.6%の人が花粉症をもっているといわれています。また、花粉症の代表であるスギ花粉症は、20%を超える人(およそ2500万人)が発病していると推計されているそうです。日本のスギ花粉は、通常2月から4月まで飛散します。(西日本、東日本のスギ花粉のピークは3月上旬~中旬で、東北地方では3月下旬~4月上旬です。)

日本全国花粉飛散マップ Pollen Map in Japan | ICSというものが公開されているので、お住まいのエリアはどうか確認してみてください。

花粉観測機が各地に設置されていて全国でどのくらい花粉がまっているかタイムリーな情報が分かります。

または、ポールンロボと呼ばれる「人の顔に見立てた直径約15cmの球体で、口の部分からは人の呼吸量と同量の空気を吸い込み、空気中に含まれる花粉を観測している情報も見ることができます。

昔から花粉症ってあったの?

日本では、1960年頃からスギ花粉症が急増してきて、その要因として農林水産省が推奨してきた大規模スギ植林が主に挙げられています。

戦後復興や都市開発などで日本では第二次世界大戦以後木材の需要が急速に高まりましたが、国内木材の供給量は不足気味で、林業の拡大と造林は 当時の日本において必須でした。

このため、農林水産省は戦後に拡大造林政策を行い、その一環として各地にスギやヒノキなどの成長率が高く建材としての価値が高い樹木の植林や代替植樹を大規模に行ないました。結果、スギ花粉の飛散量も爆発的に増加することになり、大量のスギ花粉を曝露した日本人がスギの花粉症を発症することにつながったそうです。 

さらに、近現代の日本の都市化により土地が土や草原からアスファルトやコンクリートなどの花粉が吸着・分解されにくい地盤となり、一度地面に落ちた花粉が風に乗り何度も舞い上がって再飛散するという状態が発生するようになりました。

花粉症は免疫機能の勘違いメカニズム

私たちは、生活をするなかで様々な物質を体内に取り入れています。食事や呼吸から、微生物からほこり、ちりなど取り入れていますが、生活を通して花粉も取り入れています。

侵入してきた物質を有害、無害なものを分類していきますが、花粉自体が微生物と構造が似ている!と勘違いがおこってしまうことが花粉症の原因なのです。

本来害がない花粉を免疫機構が働き、これ以上の侵入を防ぐために外に出そうとした結果、くしゃみ、鼻水、涙などが出てしまいます。  

花粉症を緩和させるためにも室内では快適に過ごせるようにキエルキンをご活用いただけたらと思います!

品種改良のスギの植樹

富山県農林水産総合技術センター森林研究所は、1993年に全国に先駆け全く花粉を飛散させない、無花粉スギを発見しました。スギ花粉情報を出すために、標高別5か所に植えてあるスギ林の開花試験の調査の最中に、観察地点の一か所である神社の境内で1本だけ花粉を出さないスギを見つけました。無花粉スギの品種改良は年々継続して進んでおり、今後の課題はとにかく大量増殖で、少なくとも年間で何万本の苗の安定生産ができるような体制をとっていくそうです。

そのスギの木を「はるよこい」と呼び全国に植林されて日本人の国民病が少しでも緩和されることを願います!

花粉のシーズンにキエルキンは効果的!

 花粉対策として、挙げられることは、基本的には外では、マスク、メガネを着用することですが、家の中では気にしたくないですよね。

花粉症の一番の対策はやはり花粉を部屋に持ち込まないことです。ドアや窓の開閉時に入ってくる事もありますし、外出先から戻ってきて衣服に花粉が付いてそのまま持ち込まれる事があります。

キエルキン花粉

             

だから、家に入る前に、外で手で洋服をはらい、玄関でブラシや粘着テープ付きのコロコロで衣類から花粉を取り除きます。玄関で衣類にキエルキンを噴霧します。(※ただし、新品のお洋服で色の着色が馴染んでいない場合色落ちする可能性があるため気になる方はおススメしません。)

その後、すぐに着替えることをおススメします。※活動をよくするリビングでのお着替えはおススメしません!

キエルキンは、第三者機関(東京環境アレルギー研究所)にて、花粉症の原因物質であるCry j1(スギ花粉抗原)を不活化するエビデンスを取得しております。

作用後は、花粉タンパクをすばやく分解しますのでそれらが粘膜に付着しても悪さをしない花粉に換えてしまうため鼻水やくしゃみなどの症状は軽減されます。 

さらに、生活空間を快適に過ごすおススメとしてキエルキン+超音波加湿器がございます。

キエルキン花粉効果

           

空間に噴霧することで花粉アレル物質の除去だけでなく、ずーと閉め切った部屋でのにおいの消臭、増殖しやすい菌の除菌、ウイルス対策、加湿機能にも活用できます。1役で複数の効果があります。

もちろん、キエルキンの安全性試験を複数取得していることと合わせて、次亜塩素酸水の空間噴霧は危険と誤解されている方は下記も合わせてご確認いただければと存じます。

次亜塩素酸水におススメの加湿器を比較

加湿器の中には加熱式(スチーム式)、帰化式、ハイブリット式、超音波式があります。それぞれの特徴と次亜塩素酸水との相性について下記に記載します。

キエルキン加湿器比較

加熱式(スチーム式)

加熱式は、イメージとしてポットでお湯を沸かして温かい蒸気を放出するタイプで、加湿力が最もあります。(※サイズやスペックによって異なります。)

また、蒸気式は高温によるやけどの危険性、電気代が超音波式に比べて数十倍かかるという欠点があります。

しかし、加熱式は、高温によるやけどの危険性、電気代が超音波式に比べて数十倍かかる、という欠点があります。また、次亜塩素酸水を入れた場合熱により成分が分解されやすくなるためあまり相性がよくありません。※加熱式なのでその他のタイプに比べて菌の繁殖は抑えることができるが、使用をしていないときのカビやレジオネラ菌の心配はあるため定期的な清掃が必要です。

また、セレウス菌、クリストリジウム・ディフィーシル(CD言われる芽胞菌で、病院で問題となっている、消毒薬が効かない菌)などの芽胞菌は生存します。

帰化式(送風式)

気化式は、水に風を当てて蒸発されて加湿するタイプです。ほかのタイプの加湿器よりも加湿能力が最も低いですが電気代は抑えることができます。さらに外部の天気によって大きく加湿能力が左右されること、フィルターの交換が必要です。次亜塩素酸水を入れて空間除菌する場合も超音波式よりも拡散能力が劣ります。

※カビやレジオネラ菌の発生を抑えるために定期的な清掃が必要です。ただし、次亜塩素酸水を入れている場合には清掃頻度は抑えることができます。

ハイブリット式

ハイブリッド式は、加熱式と気化式を合わせたタイプで水に温風を当てて加湿します。または、加熱式と超音波式を組み合わせて加湿するタイプも中にはございます。加熱式と気化式、超音波式のいいとこどりのメリットとフィルター交換や電気代がやや高いというデメリットがあります。次亜塩素酸水との相性は加熱式で熱が加わるためあまりおススメしません。

※加熱式を含むのでその他のタイプに比べて菌の繁殖は抑えることができるが、使用をしていないときのカビやレジオネラ菌の心配はあるため定期的な清掃が必要です。

超音波式

超音波式は、水に物理的な超音波振動を与えることで細かい粒子を噴霧して加湿するタイプで、電気代も抑えて使用することができます。微細な粒子のため部屋の遠くに拡散することができます。次亜塩素酸水を使用する場合には一番相性がいいです。ただし、次亜塩素酸水対応の超音波素子は消耗品のため摩耗した場合には交換する必要があります。

※カビやレジオネラ菌の発生を抑えるために定期的な清掃が必要です。ただし、次亜塩素酸水を入れている場合には清掃頻度は抑えることができます。

加湿器を使用する際の注意点

キエルキン加湿器

          

湿度を上げる手段の一つとして加湿器を使用する人が多いかと思います。総じて言える欠点として、タンク内のお水が菌の温床になってしまうことです。そのため、加湿器の清掃を定期的にすべきなのですが、ついつい電源を入れたままで水を継ぎ足すことができるので、清掃がおろそかになりがちです。

タンクで繁殖した菌やカビを空気中にばら撒くことになり、加湿器によってばら撒かれた微生物を肺に長期間吸い込むとそれに対するアレルギーができてしまいます。

加湿器病は専門用語では過敏性肺臓炎と呼ぶアレルギー性の肺の病気です。症状としては、風邪と似た咳・発熱・悪寒・全身倦怠感などですが、アレルギー反応が激しい場合には呼吸困難を起こすこともあります。加湿器を使用することにより病気を予防するつもりで病気を引き起こしたのが加湿器病なのです。

そのため、お水だけでなく少量でも次亜塩素酸水(※ハイターやミルトンの成分である次亜塩素酸ナトリウムではありません!!)を入れて使用されることをおススメいたします。

花粉対策として空気清浄機では除去しきれない?

花粉の時期に、空気清浄機使っている方もいらっしゃると思います。そもそもの花粉サイズサイズならば性能の良い空気清浄機でカットできます。しかし、花粉自体がスギ林から飛んで来て、衝撃や摩擦で物理的に破壊されてものすごく小さなサイズになっています。

さらに、花粉症の主な原因物質であるCry j1は、花粉表面にあり花粉よりももっと小さなサイズなのです。そんなサイズを除去する事自体困難ですし、ましてや空気清浄機の乾式フィルターであればどうしてもフィルター交換時や清掃時にまたまき散らしてしまう可能性があります。

生活空間では、キエルキンが入った加湿器を回し、さらに除湿器(もしくはエアコン*)をかける方法が最善策と考えます。

この方法は部屋中に拡散したキエルキンが花粉タンパクを分解しますが、その効果でさらに湿度で閉じ込めた花粉を除湿器にて回収する、というものです。実は、水分に閉じ込められた花粉はもう二度と飛び立つ事はできません。

 花粉のシーズンをより快適な生活を過ごすためにも是非ご検討してみてください!※エアコン自体に除湿作用がありますので、除湿器に代用可能です!

余談になりますが、プラズマ式などの空気清浄機は、実は居住空間のような広い空間全体を除菌する力がない事実をあなたは知っていますか?

調査の結果、極めて狭い範囲でしか効果が出なかったと報告されています。(殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の,寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析:感染症学雑誌)。

わずか3畳に相当する空間(14.4㎥)でもその効果は全く得られない、と筆者は述べております。

一方で、超音波加湿器にキエルキン:お水=1:2~3の割合で入れることで、タンク内の雑菌の繁殖を防ぎながら、噴霧空間の除菌・消臭も行うことができます。(医師会病院おんが病院との共同研究では、キエルキンを空間噴霧することで、HCU内で人が出入りする中1時間当たり約33%の菌を除菌することができることが研究結果として出ました。)

次亜塩素酸対応でない加湿器は故障の原因になりかねないので、キエルキン専用の噴霧器を推奨しております!以上、キエルキンの『花粉アレル物質除去』の効果とおススメの加湿器についてご紹介いたしました。