カビ(真菌)に対する次亜塩素酸水の使い方と対策方法について

カビに対する次亜塩素酸水の効果と使い方

カビは私たちの日常生活に潜む厄介な存在です。カビの種類や発生場所、予防方法を知ることで、健康リスクを最小限に抑えることができます。ここでは、カビについての基礎知識から予防・対策法まで詳しく紹介します。

目に見えるカビに対しては次亜塩素酸水はほぼ効果なし

カビが人の目に見える状態では、次亜塩素酸水を吹きかけたとしても除菌、除去には至りません

その理由は、目に見える=たくさんのカビが層になって重なっていると捉えることができます。

そのため、スプレーを吹きかけたとしてもカビの層になっている表面のところの除菌できますが、完全に除菌できません。結果繁殖し続けてしまい衛生状態が悪くなってしまいます。

では、実際にカビが発生した時はどうすればいいか説明いたします。

カビが発生した時の対策


目に見えるカビには、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系の漂白剤が効果的です。

キエルキン
キエルキン

下記にキエルキンと次亜塩素酸ナトリウムを比較した記事があるのでご参考までに!

例えば、キッチンハイターやブリーチなどがその一例です。使用時には必ず手袋とマスクを着用し、色落ちに注意して使用場所を確認しましょう。

特に、浴室やキッチンなど湿気の多い場所では、使用後にしっかりと換気を行うことが重要です。

塩素系の漂白剤に違う薬剤を混ぜて使用することは絶対にしないでください!また、強力な薬品なためお子さまの近くでは使用しないで、用法容量を守ってお使いください。

使用方法として、カビが生えているカ所に漂白剤をスプレーをして数分~10分程度放置してカビを分解させます。いわゆる強アルカリ性の力でタンパク質を溶かしてやっつけるイメージです。


その後水でしっかりと洗い流し、乾燥させましょう!

カビの予防


一般家庭でのポイントを押さえればカビの発生を予防できます!具体的な方法は下記が効果的です。

〇換気
最も簡単で効果的な方法です。晴れた日には窓を開けて外の空気を取り入れ、室内の湿気を逃がしましょう。特に風呂場やキッチンなどの湿気がこもりやすい場所では、使用後に換気扇を回すことが重要です!

お風呂の換気扇は常時換気をおすすめしております。されていない方はカビ対策だけでなく、臭いの軽減にもつながりますよ!

〇除湿
除湿器を使用して室内の湿度を下げることも効果的です。特に梅雨の時期や湿度が高い季節には、積極的に除湿器を利用しましょう!

〇キエルキンの使用
水回りや気になる場所にキエルキンをスプレーすることで、カビの予防効果が期待できます。水回りの最後の仕上げに吹きかけておきましょう!

〇掃除
定期的に掃除を行い、ホコリや汚れを取り除きましょう。特に湿気の多い場所やカビが発生しやすい場所は重点的に掃除を行いましょう!

〇収納
衣類や布製品は乾燥した場所に収納し、湿気がこもらないようにしましょう。防湿剤を利用することも効果的です。

そもそもカビ(真菌)とは?

カビは真菌の一種であり、酵母やキノコと同じ仲間です。自然界には約45,000種もの真菌が存在しますが、私たちの生活環境で見られるのは数百種程度です。

カビは湿度が高く、暖かい環境を好みます。特に梅雨の時期や夏場にかけてその活動が活発になります。

カビは細胞壁を持ち、胞子を飛ばして繁殖します。胞子は空気中に浮遊し、湿度の高い場所に着地して新たなカビを形成します。カビの種類によって色や形が異なり、黒カビや青カビ、白カビなどがあります。

カビの発生には主に以下の要因が関与します。

〇温度

カビは20~30℃の温度範囲で最も繁殖しやすいです。しかし、この範囲外でも完全に繁殖が止まるわけではなく、温度が高すぎたり低すぎたりしても活動は続きます。30℃を超えると活動が低下し、36℃以上になると停止します。

〇湿度
湿度が80%以上になるとカビの繁殖が加速します。風呂場やキッチン、洗面所などの水回りは特に注意が必要です。湿度が高い場所では、カビが素早く増殖し、壁や家具、衣類にまで被害を及ぼすことがあります。

〇栄養源
カビはホコリや汚れを栄養源とします。特に食べ物のカスや脂分、皮脂などがカビのエサとなります。定期的な掃除と換気がカビ対策の基本です。生活空間を清潔に保つことでカビの発生を抑えましょう。

〇換気不足
換気が不十分な場所は湿気がこもりやすく、カビの温床となります。特に風呂場やキッチン、クローゼットなどは定期的に換気を行いましょう。

カビが引き起こす病気の一例

カビは健康に悪影響を及ぼすことがあります。下記はその一例です。

〇肺アスペルギルス症
アスペルギルスというカビが肺に侵入し、肺炎や内臓の障害を引き起こします。特に免疫力が低下している人がリスクにさらされます。カビは空気中に浮遊し、鼻や口から体内に入ることでアレルギー反応を引き起こします。アトピー性皮膚炎やじんましんなどの症状が現れることがあります。

〇水虫
白癬菌(はくせんきん)というカビが原因で起こる皮膚感染症です。特に靴や靴下が不衛生だと感染リスクが高まります。水虫は皮膚がただれたり、かゆみを伴うため、早期の治療が重要です。

〇夏型過敏性肺炎
夏に活性化するカビが原因で発生する肺疾患です。咳(せき)や熱が症状として現れます。トリコスポロンというカビが原因で、浴室や台所など湿気の多い場所に住み着きます。

まとめ

カビは日常生活に潜む厄介な存在であり、放置すると健康にも悪影響を及ぼすことがあります。カビの早期発見と処理が健康的な生活環境を維持するために不可欠です。

次亜塩素酸水は目に見えるカビにはほとんど効果がないため、発生したカビには塩素系漂白剤などを使用し、適切な方法で対処することが大切です。

また、日頃から換気や除湿、定期的な掃除を行うことで、カビの発生を防ぐことが可能です。カビは湿気と汚れを好むため、常に清潔な環境を維持し、湿気対策を徹底することが、健康的な住環境を保つための基本です。

カビの発生を防ぎ、健康的で快適な住環境を保つために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

以上、カビ(真菌)に対する次亜塩素酸水の使い方と対策方法について紹介しました!

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