深刻なパンデミックに繋がりかねない鳥インフルエンザがもたらす人への脅威とその知識

深刻なパンデミックに繋がりかねない鳥インフルエンザがもたらす人への脅威とその知識

今日は、私たちの生活にも関わる可能性のある「鳥インフルエンザ」について、少し踏み込んだお話をしたいと思います。

インフルエンザ(A型)は、人間だけでなく、鳥や豚、馬、猫など、さまざまな動物に感染する「人獣共通感染症」の一つです。

特に鳥インフルエンザは、過去に世界的な大流行(パンデミック)を引き起こしたインフルエンザウイルスの元になったと考えられており、その脅威について正しく理解しておくことが大切です。

この記事では、鳥インフルエンザがなぜ人間に感染するのか、そのウイルスの特徴や、ご家庭でできる予防策について、専門的な情報を分かりやすく解説していきます。

鳥インフルエンザは人にも感染する?その驚くべき仕組み

「鳥のインフルエンザがどうして人間にうつるの?」と疑問に思いますよね。

実は、ウイルスが細胞に感染するには、ウイルスの表面にある「鍵」(HAというタンパク質)と、宿主の細胞の表面にある「鍵穴」(レセプターという受容体)がぴったりと合う必要があります。

鳥インフルエンザウイルスが持つ鍵は、人間の鼻やのどの細胞にある鍵穴とは形が合わないため、簡単には感染しないと考えられていました。

しかし、研究が進むにつれて、人間の肺の奥深くにある細気管支や肺胞には、鳥インフルエンザウイルスの鍵に合う鍵穴があることが分かってきたのです。

実際に、1997年以降、世界中で鳥インフルエンザに感染した人が報告されていますが、今のところ人から人への二次感染はほとんど起きていません。

ですが、もしこのウイルスが変異して、人から人へと感染する力を身につけてしまったら、大規模な流行に繋がりかねない可能性があります。

ウイルスの違いが病気の重さを決める「弱毒性」と「強毒性」

鳥インフルエンザウイルスには、症状が比較的軽い「弱毒性」と、重篤な症状を引き起こす「強毒性」があります。

この違いは、ウイルスの毒性そのものではなく、「ウイルスが増殖できる場所」が体のどこにあるかによって決まります。

・弱毒性の鳥インフルエンザ: 鶏の呼吸器や腸管といった「局所」でしか増えることができません。

・強毒性の鳥インフルエンザ: 脳や臓器など、全身のあらゆる細胞で増えることができ、「全身感染」を引き起こします。

そのため、強毒性のウイルスに感染した鶏は、出血を伴う組織破壊を起こし、実験ベースでは100%の致死率を示すこともあります。

怖いのは、この弱毒性のウイルスも、変異を繰り返すことで強毒性へと変化する可能性があるということです。遺伝的にはわずかな違いしかなくても、その性質は大きく変わってしまうのです。

また、鳥の種類によっても、ウイルスの影響の出方が違うことがわかっています。たとえば、ジョージア大学の研究では、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した白鳥とガチョウを比較したところ、白鳥の方が高い死亡率を示したという報告があります。

鳥インフルエンザがもたらした過去のパンデミック

私たちが過去に経験した、甚大な被害をもたらしたインフルエンザのパンデミック(世界的大流行)も、実は鳥インフルエンザが起源だったことが分かっています。

スペインかぜ(1918年〜1919年)
第一次世界大戦中に流行したこのインフルエンザは、わずか2年間で2,000万人〜5,000万人もの命を奪いました。これは、歴史上最悪の感染症の一つとされています。

アジアかぜ(1957年)
この流行は、世界で約200万人の死者を出したとされています。

香港かぜ(1968年)
このインフルエンザも世界的な大流行となり、約100万人が亡くなったと言われています。

これらの事例からも、鳥インフルエンザが変異してヒトインフルエンザとなり、パンデミックを引き起こす可能性は十分にあることが分かります。

鳥インフルエンザWHO

家庭でできる鳥インフルエンザ対策

鳥インフルエンザウイルスは、ウイルスに感染した鳥の排泄物や分泌物によって広がる可能性があります。特に、野鳥が多く生息する水辺は、ウイルスが存在するリスクが高い場所です。

日々の生活でできる予防策としては、以下のようなことが挙げられます。

野生の鳥にむやみに近づかない

死んでいる鳥や弱っている鳥には触らない

・鳥のフンには触らない

・もし触ってしまった場合は、石けんを使って念入りに手を洗う

また、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の研究によると、鳥インフルエンザウイルスは、塩素によって容易に不活性化されることが分かっています。

塩素を含む飲み水内での実験では、ごくわずかな塩素濃度と短い時間でウイルスが不活性化されたことが確認されています。

キエルキン
キエルキン

キエルキンの主成分である「次亜塩素酸」も、この塩素の仲間です。日々の暮らしの中で、除菌・消臭にキエルキンを上手に活用することで、清潔な環境を保つことができます。

最後に、鳥インフルエンザに関する最新の発生状況や予防策については、厚生労働省や農林水産省の公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。

まとめ

今回は、鳥インフルエンザがもたらす人への感染リスクや、ウイルスの特徴、過去の事例についてご紹介しました。

鳥インフルエンザは、ヒトインフルエンザのパンデミックに繋がりかねない脅威を持っています。しかし、正しい知識を持ち、日頃から手洗いやうがいを徹底し、身の回りの除菌に気をつけることで、感染リスクを減らすことができます。

感染が疑われる鳥には絶対に触らないなど、基本的な注意点を守りながら、安心して過ごしていきましょう。

以上、深刻なパンデミックに繋がりかねない鳥インフルエンザがもたらす人への脅威とその知識についてお話をしました。

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