キエルキン(次亜塩素酸水)の空間噴霧についての見解と厚生労働省の変更

キエルキン安全性試験

【追記2022年10月4日】改めて厚生労働省から次亜塩素酸水の空間噴霧について発表がありました。

「推奨されていません」との記載について、全面的に禁止されているものであるとの誤解があるようですが、同事務連絡において既に示しているとおり、個々の製品の使用に当たり、その安全性情報や使用上の注意事項等を守って適正に使用することを妨げるものではなく、製造販売業者等により提供された正しい情報をもとに、消費者にご判断いただくべきものである。

厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部次亜塩素酸水の空間噴霧について

【追記2021年11月5日】厚生労働省が次亜塩素酸水の空間噴霧に対して事実上認める結果となりました。

厚生労働省→県および市保健所→幼稚園、保育園、こども園に対して、2021年10月21日に「事務連絡」がありました。今までの「コロナウイルスに対して次亜塩素酸水空間噴霧を行うことは推奨しない」という方針から大転換です。

「効果がない」「危険だ」という根拠のない発表に対して、我々は業界団体を設立し、専門家とともに議員連盟に働きかけて、何度も省庁との折衝を行ってまいりました。

今回それが認められた形となりました。詳細は下記の「事務連絡」をご確認ください。

また、このタイミングでの空間除菌を認めた背景には、厚労省が「飛沫と接触」のみでの感染であるとの見解を改め「エアロゾル感染」を認めたことにあるのかもしれません。

厚生労働省:「エアロゾル感染」認める「飛沫と接触」との見解を改め

冬にかけて新型コロナとともにインフルエンザの流行も懸念されております。皆様におかれましては空間除菌を上手に活用して、安心の店舗経営や普段の生活にお役立ていただければ幸いです。

新型コロナウイルスの次亜塩素酸水空間噴霧を容認
厚生労働省空間噴霧してもいい

【追記2021年10月15日】「感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟」について記載しました。

2021年5月に、片山さつき議員を代表とする「感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟」設立総会が開催されました。議連メンバーは自民党、公明党、日本維新の会、立憲民主党、国民民主党と幅広く、合計で約50名に達しました。2021年7月に第2回議員連盟、9月に第3回議員連盟を行われました。

感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟

その中で、元NITE委員長松本教授からの「空間除菌は必要である」趣旨のメッセージが読み上げられました。また、次亜塩素酸普及協会からの活動報告の後、厚生労働省、経済産業省、消費者庁からの検討状況報告があり、3省ともにポスター、通達の修正を検討していくことを答弁されました。

このような働きかけによって、厚生労働省などの次亜塩素酸水に対する間違った認識を正し、次亜塩素酸水による空間除菌を含めて広げていければ幸いです。

WHOの空間噴霧推奨しないに次亜塩素酸水は含まれない

お客様からご質問いただいたキエルキンの空間噴霧に関してお伝えいたします。

厚生労働省は次亜塩素酸水の空間噴霧は推奨しないと見解を示していますが、(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html)

空間噴霧に対して推奨しない理由として、WHOの見解を根拠としています。

「COVID-19 について、噴霧や燻蒸による環境表面への消毒剤の日常的な使用は推奨されない」とする。さらに、「消毒剤を人体に噴霧することは、いかなる状況であっても推奨されない。これは、肉体的にも精神的にも有害である可能性があり、感染者の飛沫や接触によるウイルス感染力を低下させることにはならない」としている。

WHO「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を考慮した清掃と消毒 」

p5引用

→この発表を基に厚生労働省は推奨しないとしていますが、

そもそもWHOが指す消毒剤というのは、塩素系だと次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸カルシウムとしており、根本的に次亜塩素酸水は対象に含まれておりません。

その根拠となるWHOの日本語訳されたPDFを添付いたします。

「塩素ベースの清掃・消毒用品 次亜塩素酸塩ベースの製品の形態としては、液体(次亜塩素酸ナトリウム)、個体、粉末(次亜塩 素酸カルシウム)」がある。

WHO「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を考慮した清掃と消毒 」p3 引用

そのため、WHOでは次亜塩素酸水噴霧に関して何も述べておりません。日本国内だけでなく、海外でも次亜塩素酸水の噴霧は行われております。

厚生労働省に次亜塩素酸水噴霧について確認

ラジカルラボの石田社長が厚生労働省 関東信越厚生局 健康福祉部 健康福祉課 課長 家田康典様に次亜塩素酸水の空間噴霧に関してお話を聞いて回答をいただきました。

・次亜塩素酸水にトピックに上げるだけでも社会的影響も大きいため、時期が落ち着くまで静観したい

・そのため空間噴霧の安全性を公で検証する方向ではなく、良いも悪いも判断したくないというスタンス

 ・ただ今後も次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの一般消費者の混同を避けるため、注意喚起をしたい 

補足:東京工業大学特任教授奈良林教授がまとめた海外での次亜塩素酸水の空間噴霧の事例(https://jia-jp.net/)も載せます。安全に使用できることがこちらからも分かります。

キエルキンは、複数の第三者機関に安全性の試験を行っており医師会病院との共同研究の末に商品として販売しております。

エビデンス一覧

今後も、キエルキンの研究を重ね、検証と実績を積んでまいります。引き継ぎ宜しくお願い申し上げます。