キエルキンは静岡で誕生し、誰も知らないゼロからスタートしました。
数々の報道番組で取り上げて頂き、さらに全国版のニュース番組のモーニングバードでは幼稚園、保育園で集団感染ゼロを達成したと報道されました。
今、キエルキンが全国で使用頂いているのは多くの方の支えがあってこそだと信じております。
そこで、今も応援頂いている「静岡生まれ」、想いの詰まった品物を提供されている企業様についてもたくさんの方に知って頂くために、企業インタビューを通してサービス(商品)の紹介、沿革、業界の裏話など幅広く紹介致します。
キエルキンが1つのきっかけとなり、「へー面白い。知れて良かった!」と思っていただければ幸いです。
デザイン工房 雫 池田明貴範 代表のご紹介
私は、1983年に静岡市清水区で生まれました。静岡県立清水東高等学校を卒業後、北見工業大学に進学し機械システム工業科を専攻。主に力学を勉強しました。
大学卒業後は東芝キヤリア株式会社に入社。家庭用エアコン、東芝「大清快」のエンジン部分であるコンプレッサーの設計から始まり、業務用途の空冷ヒートポンプ式熱源機「ユニバーサルスマートX」のコンプレッサーの設計にも携わらせていただきました。
それらの仕事は今現在の仕事と直接関係はありませんが、そこでは組織(チーム)で仕事をやるために必要なこと、人間関係の大切さ、多くの課題を洗い出しその全ての課題を一つ一つもれなくクリアしていくシビアさ、未知のもの知らない事に挑戦していく勇気など、多くのことを勉強させてもらいました。
質問1 起業したきっかけを教えてください
前職の間に「自分自身の人生は仕事に対してこの先何を想い、何を重視していきたいのか」という自分への問いかけが生まれ、悩む時期がありました。
いろんなことを考えましたが自分が設計した商品が誰かの手に渡り(購入していただき)、その人に喜んでもらっていること。それが嬉しくて、誇らしくて、頑張れる自分がいることに気が付きました。
それから、お客様ともっと近い距離で仕事がしたい、自分自身の作品で誰かに喜んでもらいたい、という想いが日に日に膨らんでいき、約7年勤めた会社を退社、そして起業を決意しました。
退職してからはまず「人に喜んでもらえるために自分にできること」とは何かと自問しながら、市が主催する社会の課題に本気で向き合うプロジェクト「地域デザインカレッジ」に参加したり、いろいろな仕事を見たり、経験談を聞いたり、本を読んだりしていました。
そんな中で、飲食店を営んでいた実家のメニュー表の制作や友人の結婚式の映像制作を本気で取り組む機会がありました。
もちろん、無償ではありましたが、喜んでもらうことができ、そこに大きなやりがいと達成感を見つけることができました。
もともとパソコン関係には強い方だったこと、絵を見るのも描くのも好きだったということもあって、これらの経験をきっかけに映像とデザインの分野で挑戦していこうと決め、2014年1月にデザイン事務所「デザイン工房 雫」を立ち上げ、結婚式等における映像制作とデザイン業をスタートしました。
最初はアパートの片隅で、プロフェッショナルな機材やソフトも全くない状態から初め、友人や知り合いを中心に呼びかけたり、ホームページも自分で作成したりと地道な活動を続けました。
詳細は省きますが、それらの活動の他、自身が最高と思うプロカメラマンを師事し、カメラマンとしての勉強もしていました。
その時の貪欲に学んでいこうという気持ちは事務所立ち上げ当時から今でも変わらず、常に仕事の質を良くしていき、お客様に喜んでもらえるようにと努めております。
事業を開始してすぐ仕事がそんなに入ってくるはずもありません。デザインに、映像に、写真。それらはどれ一つを取ってみても学生の頃から勉強してきている人、プロで何年もやっている人、私より実力のある人は5万といるなかで私は一体どうするべきかと考えていました。
そんな折り、一目見た瞬間から心奪われワクワクする雰囲気の椅子(=ドロップチェアー/涙のしずく)をインターネットでそして、本で見つけました。
その椅子はシンプルで洗練されていて、それでいてかわいらしいデザイン。
私が感じるこのワクワクする椅子のデザインはどこでどうやって生まれたのだろう。そんな事を思いました。学校や企業に入って勉強しているだけでは得られないものを得たい。そういうところの質で勝負していきたい。
そんな想いでドロップチェアーをはじめとする設計やアルネ・ヤコブセンのデザインがある街、そしてそれが生まれた街デンマーク・コペンハーゲンへ行きたいと思い、2015年6月に家族で短期渡欧し、ホームステイをして現地の日常の生活に触れてきました。
日本に戻ってからは、誰かが幸せな気持ちになれる作品を作りたいという想いが一層強くなり、「雫/SHIZUKU」の名前に決め、ロゴも完成しました。
現在は、3本の柱の中でも特にカメラマンとして写真に力を入れており七五三、成人式、結婚式など人物を中心とした撮影の他、朝日テレビカルチャーの講師としての活動も約2年が経ちました。
また、2017年9月には静岡市美術館でのデンマーク・デザイン展にて自身の写真が展示されるとともに、葵タワー1Fにて写真展「デンマークの人と暮らし」を開催することが叶いました。
質問2 今まで経験した失敗談について教えてください
卒園・卒業式の動画を撮影~制作する仕事を受けたのですが、その時に事件が起こってしまいました。撮影した映像はSDに収録されるのですが、当時はSDのデータを1台のハードディスク(以下、HDDと略す)にコピーした後データを削除していました。
その事件時も、いつも通りSDのデータをコピー後、次の撮影のためにSDのデータを消しましたが、なんとパソコンのHDDに映像データが残っていませんでした…(コピーし忘れです)。
慌ててパソコンのフォルダを何回も確認してみるも無いものは無く、ましてや卒園式なんて一生に一回の記念のものを…という気持ちで血の気が引いていきました。
しかし、その後は調べに調べSDはもちろんのこと、データというものはある条件内であれば復元できる可能性が残っていることが分かりました。
自分でも復元できると書いてあるサイトもいくつか見つけましたがあくまでも自己責任、100%ではないとの書き込みがたくさんで不安が除ききれなかったため、最終的には業者にお願いして10万円くらい費用をかけて復元してもらいました(赤字です…)。
一人であれやこれやと焦ってしまいましたが、何はともあれお客様には迷惑かけずに済んだことが不幸中の幸いだったと思っております。
最近の政府のデータ改ざん問題も、こうしたパソコンから削除したデータを復元することで明らかになっているそうですね。
その教訓もあって、今では2台のHDDに転送(コピー)することはもちろん、1台の方は複数台のHDDから1台のHDDを形成するRAIDというシステムを採用し、HDDが最大2台まで壊れてもデータが消えないようなリスクに備えた状態にしていますのでご安心いただければと思います。
質問3 デザイン工房雫のこだわりを教えてください
写真と映像をやっていますが、カメラマンとして「確実にとる」が基本であることは間違いありません。
写真でお話しますと細かいこだわりは多々ありますが、一番はお客様から自然に出てくるナチュラルなしぐさや、笑顔の瞬間を見逃さずに撮るということですね!
具体的には秘密ですが例えば、私自信がお客様を笑わせようとはせず、そういう行動になるように少し声をかけるといったところです。そうすると自然と笑顔が出てくるので、あとはその瞬間を確実に撮ります。
質問4 その他何かコラボや仕掛けている事業など教えてください
何か仕事を受ける時、仕事を通して雫もしくは私自身(池田明貴範)をお客様に知ってもらえるように努めています。そういう状態を受け入れて下さる、方々とコラボしているというか一緒にチームを組んで仕事をしています。
その他、新しいサービスも企画しておりますが、まだ非公開ということでご容赦ください。他と同じ路線にいかないサービスという感じですかね!
これからは雫の新しいスタッフも雇い、事業の足元を固め、そして事業を広げていけるように計画中です。
質問5 イベント情報や告知があれば教えてください
株式会社YMG様の主催する合同ランドセル展示会(浜松、横浜)と写真撮影でコラボさせていただきました。
具体的には展示会に参加してくださった方限定の特別撮影プランをご用意させていただきました。
合同ランドセル展示会では、一つの会場でいくつもの個性あるランドセルがあり、専門のスタッフさんもいるのでその場で疑問を解決できます。
キエルキンに対して応援メッセージをください!
キエルキンは本当に素晴らしい商品なので1度使ってみてください!
私には4歳と1歳の子供がおりますが毎日使っています。普段、水回りを片づけた後に使うことはもちろん、子どもの嘔吐の処理が必要な時、手が洗えない状況でキレイにしたい時、キエルキンをすれば安心で、子供にも安全で使いやすいです。
インタビューアーからのメッセージ
雫さんには弊社キエルキンのプロモーション動画を作ってもらいました。
リーズナブルな値段でコンセプトや企画など一緒に考えて頂き、さまざまなアドバイスを頂きました。
撮影の腕も確かですし、笑顔も素敵な雫さんで企業や個人の撮影やデザイン等是非依頼してみてください!
会社情報
デザイン工房 雫
代表:池田 明貴範
〒424-0003
住所:静岡県静岡市清水区蜂ヶ谷443
Tel : 070-5330-9576
Email: dk_shizuku@yahoo.co.jp
営業時間:10:00~18:00