キッチンで次亜塩素酸水を使用!掃除した後の効果試験結果は?

次亜塩素酸水を掃除に

今では、一般家庭内にもアルコールをはじめとした除菌剤を使用されているのも珍しくありません。アルコールや漂白剤と並べて次亜塩素酸水を使用した除菌・消臭剤も使われており菌やウイルス対策として使われています。

そこで、今回は次亜塩素酸水をキッチン周りで実際に利用する場面を想定し、どのくらいの菌に効果があるか実験結果についてご紹介したいと思います。

キッチン周りの用具に対する次亜塩素酸水の殺菌効果は?

キッチン周りといえば、食中毒の原因となる病原菌が気になります。菌が繁殖する主な場所としてまな板や包丁など食材が触れるところに多く繁殖しています。その理由として、菌のエサとなっているから集まってきます。

 

そのキッチンの用具で良く使用するまな板と包丁に付着する菌に対する次亜塩素酸水の殺菌効果試験をおこないました。調理をした後のまな板と包丁を洗剤で洗った後に水道水で流したケースと50ppmの弱酸性次亜塩素酸水溶液で流したケースを比較しました。

 

その結果、弱酸次亜塩素酸水溶液は、水道水で流した場合に比べて、まな板に対して高い殺菌効果が認められ、包丁に関しては検出限界以下でした。

 

水道水よりもより効果的ということが実験結果から分かりましたが、まな板は表面の構造上細かい凹凸の有無や傷があるかなどの条件により殺菌効果が不十分となることがあるので、ご留意ください。

次亜塩素酸水で包丁とまな板

食品工場での次亜塩素酸水にてお掃除!

家庭や食品加工場内に病原菌がある環境では、黄色ブドウ球菌や0-157(出血性大腸菌)等の食中毒菌が直接的な被害が起こり得ます。家庭では、特に夏場に菌の繁殖を抑えることができずに感染してしまうケースが多いです。

他方、ワイン、納豆、チーズなどの発酵食品を製造する会社では、食中毒の細菌対策だけでなく、発酵不良等のトラブルを避けるためにも有用微生物以外の雑菌をいかに抑えるかが重要となります。もちろん、菌類にとって生育がしやすい環境に設定されているため、細心の注意を払われています。

 

例えば、日本酒などの工場見学の前の日には納豆を食べてはいけないところもあります。納豆菌は芽胞菌の一種でアルコールや漂白剤などにも耐えることができます。そのような菌が混入すると発酵不良が起こります。

参考:細菌類最強の菌に対する次亜塩素酸水の効果について

人による持ち込みによる病原菌や雑菌の食品に対する二次汚染を防ぐためにも、工場内を清潔に保つことは必須です。以外な盲点として、食品加工場の床から汚染された水の跳ね返りや乾燥した床から細菌の浮遊などが起こり混入する場合があります。

次亜塩素酸水は食品工場の床掃除で効果はあるか?

食品工場の床を清掃後水道水を流水した場合と100ppmの弱酸性次亜塩素酸水溶液を流水した場合を比較して殺菌効果試験を行いました。

 

その結果、水道水に比べて、次亜塩素酸水で流水した方が2桁の菌数の減少が認められました。その残った菌類を見る採取し、種類を特定すると芽胞菌やカビなど割合が多かったです。

 

その理由として、有機物に接することで次亜塩素酸は力を使ってお水に戻り、濃度が低下することで比較的強い菌類が残ってしまいました。但し、シャーレ状では100ppmの次亜塩素酸水でも1分〜3分以下で殺菌することができます。

 

そのため、より効果を高めるためには濃度をあげる必要があります。もしくは、定期的に次亜塩素酸水を用いて清掃することで、徐々に菌数が減少し、床の細菌数を低く保つことができます。

 

留意する事項は、床が汚れている場合は有効塩素濃度が低下しやすいこと、使用濃度によって金属部分の錆びなどが起こる可能性があります。

 

もちろん、お水や洗剤でも影響がある場所での使用はしないほうがいいです。

 

以上、キッチンで次亜塩素酸水を使用!掃除した後の効果試験結果についてご紹介しました!